「地下鉄のザジ」(フランス 1960年)

母とパリにやって来た少女ザジが
帰りの列車に乗り込むまでの大冒険と大騒動。
映画レビューはネタバレしません。
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カトリーヌ・ドモンジョ フィリップ・ノワレ
紀伊國屋書店
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 大貫妙子さんの曲でタイトルだけは知っていました。
 ・・・こういう映画だったんですね。

十歳の少女ザジは母とともに生れて初めてパリにやってきた。
母はザジを弟のガブリエルに預けて恋人とさっさと消えてしまい、
ザジは楽しみにしていた地下鉄に乗ろうとするが
でもストライキで地下鉄は動かない・・・。


あさっての朝6時60分の列車で母と帰るまでの
パリでのザジ・・・それだけのお話。
1960年の映画だから画質も悪いし、
ファッションもメークもみんなクラシックだし、
当然街を行く車も家具もみんなアンティーク。
ノミの市での会話は戦勝国&orbutナチスに占領されたパリの
ちょっと複雑な想いが見えたりする。
でもこんなシュールでスラップスティックなコメディだとは予想外。

芸人のガブリエル叔父さん、
叔父さんの友達のタクシーの運転手、
叔父さんの住む家の家主さん。
個性豊かというか類は友を呼ぶのか
(だからザジにとってはギャラリーの通行人たちはコマ送り。)
この母にしてこの娘(この叔父にしてこの姪)の目線で見たパリは
名所旧跡よりもよっぽどインパクトあり(苦笑)。
何故か乱入してくる職務怠慢職権乱用のおまわりさんに
若い女性たちとお金持ちの未亡人。
分けのわからない展開の中で
文字通り異彩を放つのがガブリエルの美しい妻。
ザジに振り回されてハチャメチャに騒がしい大人たちの中で
表情も変えず悠然としている彼女。
ガブリエルの舞台衣装を届けた帰りの彼女のファッションは
黒のハイネックのセーターにレザーのジャンパーにゴーグル。
今の時代から見てもスタイリッシュでカッコイイ。

でも夜の雑踏で睡魔に負けるザジに
周囲はどうして無関心?とか危ないしぃとか、
ハラハラしてしまうのですよ(°_°;)
このあたりは古き良き時代ということなんでしょうか。

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