「Mayu -ココロの星- 」(日本 2007年)

21歳の若さで乳がんの宣告を受けてしまった女性が、
病気や自分と向き合うまでのストーリー。
札幌先行上映の「Mayu -ココロの星-」。
おっぱいの詩おっぱいの詩
大原 まゆ
講談社 2005-03
by G-Tools



 「大停電の夜に」で香椎由宇が演じた麻衣子が乳がんでしたが
 こちらは札幌在住の大原まゆさんの実話が原作。
 ということで今日の先行上映には大原さん、主演の平山あやさん、
 監督の松浦雅子さんの舞台挨拶もあったのですが、
 何せ急な札幌行きでしたし用事を済ませた後の
 午後の部のスガイのチケットは完売(←こういう機会ないもので・・・)。
 渋々札幌シネマフロンティア(←好きじゃないんです・・・)に。
 9月15日です。

札幌市内の広告会社で働く竹中まゆ。
幼い頃母が卵巣がんを発症して以来、
入退院を繰り返す母に代わって父とともに家事をこなし、
4人家族を支えてきた。
21歳の誕生日を迎えた彼女は右の胸にしこりがあることに気づく。


結論から言うと・・・良かったです。
いわゆる闘病モノは見ていて辛いので遠慮したいのですが、
この映画は21歳で乳がんになってしまったヒロインを中心に据えた
青春ストーリーでした。

母のがんとの闘病生活を見続け自分も死に直面するまゆと
高校時代の友人のリストカッター・アユミとの対比。
まゆと同じく若くして発症しまゆに大きな影響を与えるたまみ。
キーパーソンを演じた於保佐代子と京野ことみのふたりは
(ある意味得な役回りではあるのですが)印象的な役どころでした。

ところでドラマであれ映画であれ方言ものはやはり無理がありますね。
「北の国から」の北海道弁もどきは論外ですが、
そんな言い方はないっしょ!というところが何ヶ所か。
完璧なのはチョイ役の安田顕さんだけという至極当然の結果に(笑)。
台詞以外でも細かいところで不自然な部分は多々ありましたが、
一番気になったのはヒロインがモノローグで説明しすぎること。
これは最近のドラマでも良く見られる傾向ですが
はっきり言って耳障り。
心の内は観る側に委ねた方が伝わって来ますよね。

乳房温存での治療と聞いて胸を撫で下ろすまゆと母に対して、
医師に対してあなたの娘なら?と問いかける父と。
男女の意識の差が現れるシーンでしたが、
時に厳しく、そして暖かくまゆを包み込む両親の愛情の深さ。
平山あやはバラエティーの印象が強かったのですが、
両親役の三浦友和と浅田美代子の好演で
まゆと同じ若い世代(男女問わず)はもちろん、
両親の世代も一緒に見られる作品に仕上がっていました。
アトム。^・ェ・^。の存在がいいアクセントでしたね

大原まゆさんが闘病中に励まされた「何度でも」がエンディング。
直前のインストでもたついてしまったのが何とも惜しまれます。
そして大原まゆさんは2009年5月9日、
札幌市内の病院で永眠されました・・・26歳で。

「凛として生きていたいと思う。
そう最後までカッコよかったママみたいに。」
何度でも何度でも
吉田美和 ドリームズ・カム・トゥルー
ユニバーサルJ 2005-02-16
by G-Tools

コメント

良かったですね、もっと重いかと思っていたのですが、予想よりも重々しくなくいい映画でした。
ラストにかかる「何度でも」は、歌詞も出ていたのが良かったです。
方言は・・「いや・・そんな風には言わないですけど・・」とちょっと照れくさかったです〜。
シネマフロンティアは私も苦手です・・割引ないし・・(泣)

hitoさん、
札幌ですから極端な方言はないのですが
ちょっと笑ってしまうところもありましたね。
病院内はみんな標準語だし(^o^)
インストなしで「何度でも」の方が
スッキリしたエピローグになったような気がします。
せっかく歌詞も出ていたことですし。
>シネマフロンティアは私も苦手です・・割引ないし・・(泣)
同じく・・・(涙)
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