『白夜』(上・中・下)

1990年代ロシア。
外国人たちで賑わうモスクワの食堂での銃撃事件。
ハン・テフン(徐正根)著『白夜』
白夜〈上〉 (竹書房文庫)白夜〈上〉 (竹書房文庫)
ハン・テフン
竹書房
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ドラマ「白夜」(「白夜3.98」)の原作本です。
まだ見終わっていませんが、ドラマの結末は知っています。
まず上巻だけ読んで、残りは後でと思っていたんですが・・・
一気に読んでしまいました(笑)。

モスクワの外国人で賑わう食堂"カフェ・コザック"での銃撃事件。
マフィアの勢力争いと見られていた事件は
被害者が韓国企業"ウソン貿易"の職員だったことで状況が一転。
アメリカで教鞭をとっていた元特殊工作員のミン・キョンビンが、
真相解明のために召集されることとなった。


意外と早く日本で読めるようになりましたね。
原作は1996年発表です。

ドラマ化に当たって設定が随分変わっています。
こちらの主役は正真正銘ミン・ギョンビン。
なんとチョンヒョンとの間に息子もいて、
ホン課長がチョンヒョンの叔父で・・・。
とにかく家族構成や人間関係が違って面食らいました。
アナスターシャは元プリマドンナ、生粋のロシア人ですから。
先に原作を読んでいた人はドラマを見てひっくり返ったかも(笑)。

個人的にはなぜギョンビンがロシアの大学の教授をやっていたのか、
(第12話)やっと納得です。
この上アメリカロケは大変ですからね(笑)。
ヨンジュンの兄嫁のスクキョンのお父さん(お祖父さん?)のことも
わかりました(第16話)。
ドラマではこれから改めて出てくるのかカットされているのか、
単に翻訳の問題なのか・・・。

ただ、この設定の違いやラストシーンの変更は
単に脚本の問題ではないと思います。
在米韓国人である原作者。
地理的に遠いアメリカと軍事境界線をはさんだ国との距離感の差。
もうひとつが時代というか政策・・・(現在進行形ですからね)。
このドラマは1998年発表、『シュリ』が1999年、『JSA』が2000年。
去年の『ブラザーフッド』とは北の兵士の描き方が違うんです。
『ブラザーフッド』では北の人々の顔が見えないというか・・・。
小説でのテッヒョンは極悪非道・・・無理もないことですが。
白夜〈中〉 (竹書房文庫)白夜〈中〉 (竹書房文庫)
ハン・テフン
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白夜〈下〉 (竹書房文庫)白夜〈下〉 (竹書房文庫)
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tag : 白夜 ハン・テフン

コメント

218.123.30.56
「白夜」にすぐに反応するひろまるです
私も原作本をみつけ
少し本屋で立ち読みしたのですが
なんだかとっても読んでみたくなりました〜
物語がカフェコザックから始まっている点も
アナスターシャがロシア人という設定も
ドラマとは違う視点のようなので
どんな風に展開されていくのか興味があります
幸いなこと(?)に、ドラマをみて
ミン・ギョンビン、テッヒョンなどの
イメージが出来ているので
アナザーストーリー的に小説も楽しめそうです
本当に見たいドラマ、読みたい本が沢山あって
時間が本当にもっとあればいいのに・・・って思いますよね〜。
sannkenekoさん、キダリルコエヨ

220.109.108.240
ひろまるさん、
>イメージが出来ているので
アナザーストーリー的に小説も楽しめそうです
ドラマのテッヒョンがギョンビンだと思えば、逆です(笑)、
小説のギョンビンがチェ・ミンスのテッヒョンのキャラクターなんです。
そこのところを飲み込むのに、ちょっと手間取りましたが。
ここにも一応「本」のカテゴリーはあるんですが、
ほとんど開店休業状態。
>時間が本当にもっとあればいいのに・・・って思いますよね〜。
同感です。

219.117.7.100
こんにちは。
私も一気に読みました。
細かい背景がいろいろ見えてきて面白かったです。北を徹底的に悪者にしている小説、北の工作員を人間的に描いたドラマ、両方見て初めてこの物語の意味を理解できた気がしています。
民族の分断は今なお続き、その原因は日本の占領にあることを改めて考えさせられました。

220.109.102.163
makibeさん、
小説とドラマとは視点が全然違うんですよね。
>細かい背景がいろいろ見えてきて
ドラマで描ききれなかった部分ですね。
多分韓国の方にはごく当然のことなんでしょうが・・・。
まだ、ドラマの方が・・・(;_;)。

61.116.3.155
三毛猫さん、お久しぶりです。
原作本、読み終えました。そして、今また、読み直しています。
イヤァ〜面白かったです!完全に嵌ってます!
ドラマももちろん面白かったのですが、やはり小説の世界でますます広がりますね。
映像のように制約がありませんものね・・・
登場人物も、一人一人丁寧に描かれ、
今度はぜひ、原作に沿ったストーリーで米露韓3カ国での合作映画を見たくなりました。
その時には、ミン・ギョンビンは今のイ・ビョンホンで結構です。
そして、ニコライ・チャンにはぜひ、今のチェ・ミンスをお願いしたいです。
と、勝手に妄想してますがいかがでしょう?(笑)

220.220.152.157
ぶーかさん、
ドラマとは似て非なる・・・でしょう?
>映像のように制約がありませんものね・・・
ギョンビンが何故ロシアで教鞭をとっていたのか
不思議で仕方ありませんでした。
こまごまとした部分でやはり制約を受けてしまうんですよね。
映像化できないシーンも多いですが・・・。
私はチェ・ミンスはそのままでいいです。
オ・グッチョルにはチェ・ミンシクに、
ギョンビンはチャン・ドンゴン様をお願いしたいです。
イ・ビョンホンのヨンジュンも見てみたいんですけど・・・。
Secret

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