「river」(日本 2003年)

過去から逃れ今の苦悩を忘れようとする男たちが
忘れていた過去に引き寄せられていく。
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大泉洋, 安田顕, 鈴井貴之, 佐藤重幸
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 1月4日深夜にHTBで放送されました。
 「銀のエンゼル」の前年制作の本作の方が
 多分私の好みではないかと。

警察官の佐々木は、通り魔殺人事件の犯人を見つけて追うが
犯人は通行人の女性を人質にし彼女の首にナイフを当てて抵抗。
結局佐々木は犯人を捕り逃し女性は命を落としてしまう。
その女性の婚約者の藤沢は担当警官を探し出し
法的手段に訴えるつもりでいる。
横井は製薬会社の課長としてエリート街道を走っていた。
小学校の同窓会で再会した3人は同じく同級生の九重のバーに向かう。
九重はジャンプ競技の選手として将来を嘱望されていたが
交通事故で選手生命を絶たれていた・・・。


以前にも書きましたが私はチームナックスのファンではないです。
ファンの方にはヒンシュクものかもしれませんが、
・・・ファンの方々は広いお心で受け止めていただきたいとo(._.)o





チームナックスの生命力恐るべし(苦笑)。
こときれた・・・と思ったらゾンビのように復活し(苦笑)。






・・・笑っちゃいけないシーンなんですが(-"-;)







・・・本題(;-o-)o"コホン。
『罪』の前には加害者と被害者が存在して
加害者の記憶は時間とともに風化していく。
でも被害者の側は身体的な傷が癒えたとしても内面の傷はそうはいかない。
そのまま残ってしまうことも形を変えて留まってしまうことも。
そして被害者にとっては傍観者もまた加害者。
イジメにあっていた子どもにとっても藤沢にとっての警察官も。
佐々木が通り魔を追うのは何も出来なかった罪の意識からの現実逃避
・・・と言ったら酷かしら。

ただ何せ『過去を変える薬』のくだりの動機が弱い。
復讐劇の首謀者については早々にわかってしまって
その意味ではミステリーとは言えない。
逃走劇というには途中で躊躇したりと流れが悪いし。
・・・観覧車の男が妻子の向こうに見ていたのは
自分の計画通りに地下を走る男たちの姿だったのだけれど。

主役は警察官の佐々木で大泉洋がナレーションも務めるのですが、
現在でも過去でも藤沢という人間のウェイトが大きい話です。
マンションのベランダのシーンひとつからも
婚約者(宮崎奈緒美が儚げでキレイ)を失った怒りとやるせなさが伝わってくる。
ただ藤沢が車を降りてひとりで行った理由が良くわからないし、
ラストの台詞も・・・あんなに言う必要はないと思う。
"俺の婚約者だった"のひと言で十分だったんじゃないでしょうか。
安田顕自身は良かった分シナリオがもったいない。

逆光を多投したりダークな色調のシーンは我が家の旧式なテレビ画面では見づらいし、
チームナックスを知らない人には誰の台詞かわからない危険性も。
実際子ども時代は誰が誰か良くわからないまま進んでいくし、
要らないエピソードもある。

被害者が加害者に、加害者が被害者に。
そしてサケの一生と川のせせらぎ。
個人的には好きな話なのですが、
前半で丁寧に描かれていた佐々木と藤沢の関係性が
過去の出来事に翳んでしまったのが残念です。

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コメント

結局、録画したまままだ見てない状態(^^;)ですが
sannkenekoさんの感じたこと、疑問っていうのは
よーくわかりますよ〜。(銀のエンゼルも同様)
両方とも鈴井さん監督の作品ですが
これを踏まえた上での「ロス:タイム:ライフ」が
どんなお話になっているのか…放送が待ち遠しいです。

ミマムさん、
個人的にこういう話は好きなのですが
ちょっと・・・ねぇ。
おととしHTBで見た「Memory〜はがされた時間〜」は
素晴らしかったんですけど・・・。
「ロス:タイム:ライフ」は今から楽しみです♪
Secret

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