「once ダブリンの街角で」(アイルランド 2006年)

ダブリンの街角で出会ったストリート・ミュージシャンと
チェコ移民の女性が音楽を通して出会い惹かれ合っていく。
ワンス ダブリンの街角で オリジナル・サウンドトラックワンス ダブリンの街角で オリジナル・サウンドトラック
サントラ
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
by G-Tools

 アイルランドの映画ということ以外
 ほとんど白紙の状態で観た作品です。
 1月26日スガイシネプレックス札幌劇場にて。

ダブリンの街角で歌うストリート・ミュージシャンの男は
ある日、自分の歌を聞き立ち止まった移民の女に
掃除機の修理を頼まれる。
彼のギターと彼女のピアノ。
セッションをきっかけにふたりは親しくなっていくが、
男は別れた恋人のことを忘れられず、
女も複雑な事情を抱えていた。


穴の空いたギターで歌っている男は
生活に困っているわけではないし、
父と暮らす部屋は明るい。
去っていった恋人への未練を歌い続け、
ロンドンでの成功を夢見ている。
ビッグイシューや花を売る女が暮らすのは、
テレビを見に隣人が毎晩やってくる薄暗い部屋。
故国チェコではそれなりの生活を営んでいたであろう女は
乾電池代にもことかく生活の中で家族を養い、
父が教えてくれたピアノを弾くことを支えにしている。

男は『guy』、女は『girl』。
エンディングのクレジットでようやく気づいたのですが、
お互いを名前で呼び合っていなかったのですね。
道理で台詞を聞いていて耳障りが良くなかったはずです。
そして『girl』は『guy』よりも若い役どころなのですが
地に足が着いている『girl』が大人びて見えたのは、
背負っているものの大きさからなのか
現実を見据えて生きているからなのか。

最新鋭の機器が並ぶレコーディングスタジオと
掃除機の修理を専門に請け負う店。
手持ちカメラを多用したドキュメンタリータッチの映像のせいか
アイルランドの今がノンフィクションのように描き出されます。
銀行の融資課さんカッコイイ〜♪(苦笑)

最初の楽器店でのセッションのエンディングが
ちょっと長くて飽きる部分もありましたが、
それぞれに実際にミュージシャンというふたりの歌声も
歌詞のメッセージも素直に響いてきて
優しく爽やかな気持ちにさせてくれました。

小さな出会いは確実にふたりの人生を変えた。
「自分で選んだ道だ。
きっとたどり着ける。」
ONCE ダブリンの街角で デラックス版 [DVD]ONCE ダブリンの街角で デラックス版 [DVD]
グレン・ハンサード マルケタ・イルグロヴァ
ジェネオン エンタテインメント
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コメント

TBありがとうございます。
なんとも手作りのぬくもりを感じさせる映画でした。ベスト10には上ってこなくても、いつまでも忘れられない映画の一本になりそうです。

ジョーさん、
いつもお世話になっております。
低予算で作られたそうですがその分素朴な暖かさがありましたね。
>ベスト10には上ってこなくても、いつまでも忘れられない映画の一本になりそうです。
おっしゃるとおりだと思います。
暖かい余韻がいつまでも残りそうです。

sannkenekoさん、こちらにもお邪魔します。
この作品とても爽やかでしたよね。
飾らない人たちの何気ない日常のような
ささやかさが逆に心に染みました。
二人の歌声もさらに感動的で、サントラがほしい映画ですよね。
こちらの方はTBがエラーになってしまうので
記事のurlをアドレスに貼らせて頂きました。

fizz♪さん、
描かれているラブストーリーも素朴でちょっともどかしいものでした。
girlの立場から見ればかなりシビアな現実が突きつけられているのですが、
作品としての後味は悪くなかったです。
netlaputaのスパム対策などでTBなど反映しない時があるようです。
ご迷惑をお掛けしますm(_ _ )m
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