「コーラス」(フランス 2004年)

前評判どおりの作品でした。
実は土曜日に観に行っていたんですが、書くヒマがなくて(;_;)。
フランスでは7人に1人が観た映画だそうです。
映画レビューはネタバレしません。
B00074C4NAコーラス
サントラ サン・マルク少年少女合唱団
ワーナーミュージック・ジャパン 2005-02-23

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世界的指揮者のピエール・モランジュは
公演先のアメリカで母の訃報に接して帰郷する。
降りしきる雨の中、実家で物思いにふけっていたピエールのもとに、
子供時代を一緒に過ごしたペピノが訪ねてきて一冊の日記を手渡す。
それは自分の生き方を変えたひとりの音楽教師の日記・・・。


時代は、1949年のフランスです。
第二次世界大戦が終わって4年。
孤児や、素行に問題があり親元を離れた子供たちが集団生活する
「池の底」という名の寄宿舎に赴任したクレマン・マチュー。
自分の名誉や勲章には関心があっても、
子供たちの教育には全く興味がない校長は
「やったらやり返せ」と暴力で子供たちを押さえつける・・・。
そして他の教師も事なかれ主義・・・とにかく食べるために。
そしてマチューも失業中の身・・・。

『大人の童話』だと思うんです。
歌を教えることで、生徒たちの心を掴もうとする・・・て、
スポーツで・・・とかありますものね(笑)。
でもこのやり方が全員に通じるわけではない。
この映画でも実際に更正施設に入っていたという本物(!)も
おられるし(笑)。

イジワルな言い方をすれば、
ストーリーもある意味で王道を行っています。
先が読めちゃう展開。
幼すぎて今日が何曜日か分からないんだけど、
でも校門の前で土曜日ごとに亡くなった両親を待つペピノ。
用務員さん(この人は後半重要な役回りを果たします)に
大怪我をさせる少年やらマチューのカバンを盗み出す少年たち・・・。
でも子供たちはみんな暗い瞳をしていて何だか返って没個性・・・。
ところが「池の底」(なんて名前!)の先生たちが
マチューによって生徒以上に変わっていく(!)のが面白かったです。
マチュー自身も後半の・・・(ネタバレになるので内緒)・・・は、
微笑ましいし、ちょっとコミカルだし、そしてお気の毒(笑)。

そして"奇跡の歌声"。
少年時代のピエール・モランジュ(ジャン=バティスト・モニエ)。
「顔は天使だが心は悪魔」とか「学校一の問題児」って
どれほどかと思っいたら、それほどのものでは・・・。
ボーイソプラノってこんなに綺麗なものだったのね。

この映画の魅力は彼の歌声に尽きるような気がします。
そして別れの紙飛行機と、やっと迎えに来てもらえたラストシーン・・・。

地味ですがでもいい時間を過ごせた映画でした。
B000BBU2BAコーラス メモリアル・エディション
ジェラール・ジュニョ クリストフ・バラティエ フランソワ・ベルレアン
アミューズソフトエンタテインメント 2005-12-22

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B0009XE9OQコーラス・イン・コンサート~映画「コーラス」より
サンマルク少年少女合唱団
ワーナーミュージック・ジャパン 2005-07-27

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コメント

222.159.49.119
「天使の歌声」はどうみても、
学校一の悪ではなかったですよね。
ほんとうはいい子なんだ!とどこかでおもっていました。
だからこそ、あのすばらしいボーイソプラノなのですよね。

218.44.121.184
えふさん、
TB&コメントありがとうございます。
>「天使の歌声」はどうみても、学校一の悪ではなかったですよね。
あれぐらいならゴロゴロいそうでした、「池の底」には(笑)。
あのボーイソプラノには感激しました。

220.104.92.184
sannkenekoさんコメントありがとう♪(*^▽^*)♪
あの透明感のある歌声には聞き惚れましたよね〜!
そっか〜!用務員さん!意外とツボでしたね!(@^^@)

220.107.202.127
トラックバックを
☆*:;;;;;:*☆ТНАΝК УО∪☆*:;;;;;:*☆
sannkenekoさん!(*^▽^*)♪

219.164.19.239
fine1000さん、
こちらこそありがとうございます。
サントラが大ヒットしたというのも頷けます。
>そっか〜!用務員さん!意外とツボでしたね!(@^^@)
皆さん、用務員さんには触れていなくて・・・。
この人がいたから後半のストーリーが・・・。
トラックバックの件お手数をおかけしました。
ウチのPCの設定のせいかもしれませんが、URLの後半が切れていて・・・。
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