「永遠のこどもたち」(スペイン/メキシコ 2007年)

パーティーの日、ひとり息子が姿を消した。
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ベレン・ルエダ フェルナンド・カヨ
ジェネオン エンタテインメント 2009-05-22
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 実は予告編ではあまりピンと来なかったのですが、
 『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロ製作となると・・・。
 2月12日シアターキノにて。

ラウラが育った海辺の孤児院は今は閉鎖されている。
ラウラはこの孤児院をハンデを持つ子どもたちのホームとして
再建しようと夫と7歳の息子シモンとともに移り住む。
空想上の友だちを作って遊ぶようになったシモンに
不安を感じるラウラをある雨の日に見知らぬ老女が現れる。
そして子どもたちを集めたパーティの日に
シモンは忽然と姿を消してしまう。


日本人なら曰くつきの建物はまずお祓いするわよねーとか、
あの家で子どもがひとりで寝るのは怖いとか観ていたところで、
・・・心臓が飛び上がったのではないかと思ったこと三度(-"-;)
息子を探す母の物語でありミステリーでありサスペンスであり、
そしてホラーです。

"1.2.3 壁を叩け""ネバーランド""洞窟""ゲーム"etc.と
伏線が無駄なく繋がっていてもう見事のひと言。
ただ物語の大元にあるのは無邪気な残酷さ故の悲劇。
シモンを探し求める余りに追い詰められていくラウラと
・・・もうひとりの母。

何処まで行くか決めるのはラウラ自身。
でも行かなければ辿り着けなかった。
そして辿り着いた先にあったのは・・・。

素人が言うのはおこがましいことは百も承知の上でそれでも、
脚本も演出も映像も音楽も俳優陣も全てが素晴らしかったです。
むしろ私は『パンズ・ラビリンス』よりこちらの方が好きかも知れません。
・・・怖かったですが。

「トマスの部屋、見せてあげるよ。」
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コメント

こんばんは。
ぼくも『パンズ・ラビリンス」より
断然こっちです。

TBありがとうございました。
ホラー映画としての要素が思ったよりも強かったですね。
本当にあの霊媒師のシーンは怖かったですよ。

えいさん、
いつもお世話になっております。
配給会社の術中にすっかり嵌ってしまいました(笑)。
>ぼくも『パンズ・ラビリンス」より
断然こっちです。
パスしなくて良かったです(笑)。

にゃむばななさん、
いつもお世話になっております。
>ホラー映画としての要素が思ったよりも強かったですね。
あまり予備知識は仕入れずに見に行きましたので
オープニングからアレ?(゚_。)? ?(。_゚)?状態でした(笑)。
怖い&悲しいシーンも多かったですが、
でも素直に良かったと思える映画でした。

以前から見たいなぁとは思っていたのですが
ホラーだとは知りませんでしたわ。
でも、恐いと言うよりも美しくて悲しいストーリーでしたね。
伏線の回収が本当に見事。
久し振りに満足したホラーでした^^

くうさん、
まあ、ホラーと言えば確かにホラーなんですが、
ミステリー色が強い分私好みで(^_=)
>伏線の回収が本当に見事。
もう、それは本当に!
だからこそ母と子の物語が一層浮かび上がってくると言うか・・・。
悲しい話ですが完成度も満足度も高い映画だと思います。
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