「ベジャール、そしてバレエはつづく」(スペイン 2009年)

2007年11月22日。
偉大な振付家がこの世を去った。
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ジル・ロマン
ビデオメーカー 2010-06-02
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 上映終了前に滑り込みで観ることが出来ました。
 5月20日シアターキノにて。

20世紀を代表する偉大な振付家のモーリス・ベジャール。
彼の死後、ベジャール・バレエ・ローザンヌ(BBL)を
ジル・ロマンが芸術監督として率いて1年余。
自身の振付作品「アリア」のワールドプレミアが
バレエ団の地元・ローザンヌでひと月後に迫る中、
彼には「ベジャールの後継者」という重責がついて回る。


バレエには縁も所縁もない人間です。
そんな人間でも知っているのが
ベジャールの名を一般にまで一躍広めたあの「ボレロ」。
テレビででしたがジョルジュ・ドンを観た時の衝撃は
言葉になりませんでした。
映画になった「愛と哀しみのボレロ」は
(邦題は意味不明ですが)訳もわからず鳥肌が立ちました。

人は比べます、師や先代と。
それは歴史を作っていく上で宿命であったりするけれど、
好奇心と期待と信頼と・・・無責任なほどにそして残酷に。
ロマンにとって後継者に任命されたことは光栄でありまた重荷。
前イラン王妃からタクシー運転手まで注目するバレエ団での
資金の調達、ダンサーへの指導に主要キャストの故障。
舞台装置や出演者の衣装に気を配り・・・。
ベジャールに見出された現役のソリストにかかる重圧。
そのロマンを支えるバレエ団のダンサーたち。
挿入される過去の舞台(「ボレロ」のワンシーンも)。
現在と過去、踊ることに全身全霊をかける人々の熱意と信念。
何よりもジル・ロマンもバレー団のダンサーやスタッフの誰もが
今尚モーリス・ベジャールを尊敬し信頼し感謝している。

それにしても鍛えられた肉体の綺麗なこと。
手の動き、足の運びが言葉以上に感情を伝えていく。
これだけでもスクリーンで観た甲斐があったというもの。
(スポンサーのローザンヌ市長はメタボ以上でしたが(^_^; )
今年日本での公演が決定しています。
北海道では観られませんが・・・。

素人には切り接ぎにしか見えない踊りが
ステージで完成された時・・・。

最初の第一歩。
未来への第一歩。

「全てはジルとバレエ団次第だ。」
ボレロ~ラヴェル:管弦楽曲集ボレロ~ラヴェル:管弦楽曲集
デュトワ(シャルル)
ユニバーサル ミュージック クラシック 2003-06-25
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