『猫はソファをかじる』

奪われた翡翠のコレクション。
そして殺人事件。
リリアン・J. ブラウン著『猫はソファをかじる』
猫はソファをかじる (ハヤカワ・ミステリ文庫)猫はソファをかじる (ハヤカワ・ミステリ文庫)
リリアン・J. ブラウン 羽田 詩津子
早川書房
by G-Tools

"シャム猫ココシリーズ"と聞いただけで猫好きは≦(∩ェ∩)≧

NYとシカゴで活躍した事件記者ジム・クィラランは
今は中西部の新聞社・デイリー・フラクション社で
専門外の美術記事を書いている。
編集局長に配置換えを直訴しようと出勤すると、
何故か周囲から祝福されるクィララン。
編集局長から相応しい仕事があると配置換えを告げられるが、
それは『優雅なる住居』というインテリア雑誌の編集。
アパートの立ち退きを迫られているクィラランは
主任記者からサブ・デスクへの昇進すると聞き、
全く畑違いの仕事を引き受ける。
ところが、創刊号が発売された途端に
特集記事で紹介した家が泥棒に入られ、
高価な翡翆のコレクションが被害に遭った。
警察は被害者宅のハウスボーイに疑いをかける中、
クィラランも調査に乗り出したが・・・。


聞き慣れない"インテリア・デコレイティング"。
日本語で言うところの"インテリアコーディネート"でしょうか。

『猫はソファをかじる』(The Cat Who Ate Danish Modern)は
シリーズの第2作になるのですが、
元事件記者で現在文化欄記者のクィラランは
(第1作でも)特集記事の取材中に事件に遭遇するわけで、
・・・2時間ドラマの主人公状態(苦笑)。

元の飼い主が死後、主人公と暮らすことになったあたりは
三毛猫ホームズのアメリカヴァージョンと思えば良いようで。
でもホームズはマイペースでひとり遊びが出来る子だっかけれど、
ココ(雄だったのねぇ)は割と神経質というか寂しがりや。
新飼い主のクィラランを慌てさせたりするのですね。

ココの単語ゲーム。
ココが前足を挟んだ辞書の見出しの言葉の意味を
クィラランが知らないければココの勝ち。

目新しいトリックがあるわけではないですし、
怪しいキャラクターやミスリードがちりばめられてはいますが、
事件自体は割と解りやすい様に思います。

ただ、ここでのインテリアのデザインやコーディネート。
"計算された醜悪さ"というのは何度読み返してもわからない。
映像化して頂けると大変ありがたいです、はい。

でちゃっかりクィララン家の一員になったのが、
ユーorフレイア改めヤムヤム。
猫でも犬でも名前はあまり名前変えない方がいいのだけれど、
猫同士で威嚇することも喧嘩することもなく、
何て優雅なコンビでしょう。
・・・やっぱり映像で見てみたいわぁ。

「いいですか?
絶対にドレイバリーをカーテンと呼んではいけませんよ。」

tag : 猫はソファをかじる リリアン・J. ブラウン シャム猫ココシリーズ

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