〔皇帝の愛したガラス〕展を見てきました。

〔国立エルミタージュ美術館所蔵 皇帝の愛したガラス〕展。
このたびの東日本大震災の影響で開催が一週間遅れましたが、
6月17日に北海道立近代美術館で見てきました。
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2000年にこの近美で開催された〔ガレ展〕を見て
ガラスのイメージが一変しました。
両親に素晴らしさを語りまくり(苦笑)、
2週間後には両親を引き連れて再び鑑賞。
ふたりもやはりガラスのイメージがひっくり返ったようで、
関心しきり・・・というよりは呆気に取られたという感じでした。
(年々か後、某鑑定団でガレの名前が出た時に、
父が俺、知ってる!と得意顔をしていたことを思い出します。)
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今回初めて地下鉄ではなくバスで行ってみました。
円山経由の小樽方面行きの中央バスかJRバスなら
近代美術館前で降りられるのですね。
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私の世代以上ならばサンクトペテルブルクは
旧ソ連時代(1924〜91年)のレニングラードの方がとおりがいいかも。
国立エルミタージュ美術館は写真を見る限りは
絢爛豪華で宮殿というべき代物。
そして展示品もまた豪華でまた繊細。
"ヨーロッパからロシアへ ガラスの美500年"とあるように
国別、時代別に並んでいる展示品に見入ることができます。
こんな細工をしてあるゴブレットをどうやって洗ったのかしら?と
超庶民的思考しかでてこない自分が何とも哀しい。
白磁のような質感の乳白色のガラスに目を見張り、
イスラム圏の影響を受けているスペインは
ヴェネツィアともボヘミアとも違う色彩や形状。

そして皇帝が愛したガラス。
8世紀末、女帝エカテリーナ2世が設立に関わったガラス工場が
後にロシア帝室ガラス工場として整備。
ここで製造された鏡やガラス製セルヴィス(晩餐会用の食器セット)は、
外交的な贈答品としても使用されたそうです。
紋章やエンブレムを繊細に刻まれたものが多く見受けられました。

トリを飾るのはアール・ヌーヴォー。
ガレやラリックはもちろんですが
ドーム兄弟の"花を描いた花器"が素敵でした。

ところで会場中ほどに壁掛け式のシャンデリアと鏡があったのですが、
その前に菓子皿や円形のお盆、蝋燭用枝付燭台が
コーディネートするように置かれていました。
確かに燭台は美しく豪華なものでしたが、
シャンデリアはともかく鏡を縁取っている細工などは
ほとんどと言っていいくらい見えませんでした。
近美はそこそこスペースもありますし、
会場内に展示品があふれていたわけでもないのに、
こういう展示をする人の神経を疑ってしまいました。
また会場内で流れている展示品のDVDは
画面の説明の文字が小さいので
正面に座らないとちょっと読みづらい。
このたびの東日本大震災の影響で開催が一週間遅れたためか、
音声ガイダンスが用意されていないのですから、
もう少し気遣いが欲しいと感じました。

〔国立エルミタージュ美術館蔵 「皇帝の愛したガラス」〕
◇会期 6月 9日(木)〜 7月 3日(日)
午前 9時30分〜午後 5時00分。入場は同 4時30分まで。
会期中は無休、月曜日も開館。
7月1日(金)は夜間開館のため
午前 9時30分〜午後 7時30分。入場は同 7時まで。)
◇会場 北海道立近代美術館
◇入場料 一般1200円、高大生700円、小中生500円。

主催 北海道立近代美術館、北海道新聞社、北海道文化放送

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