『猫は糊をなめる』

銀行頭取一家。
新聞の創刊。
シャム猫と糊。
リリアン J. ブラウン著『猫は糊をなめる』
猫は糊をなめる (ハヤカワ・ミステリ文庫)猫は糊をなめる (ハヤカワ・ミステリ文庫)
リリアンJ. ブラウン Lilian Jackson Braun
早川書房
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"シャム猫ココシリーズ第8作"。
・・・後書きによりますと
クィラランはクリンゲンショーエン家からの遺産を相続し、
新聞記者を引退してココ、ヤムヤムとムース郡に移住。
・・・シリーズものを読み飛ばすとこうなるという見本のよう(苦笑)。

元新聞記者クィラランの住むムース郡ピカックスでは、
裁判所の芝生に爆弾が仕掛けられ、
また街灯が撃ち抜かれるなど町の破壊行為が起きていた。
一方でクィラランは敷地内に三百席の劇場を建設中であり、
またムース郡に今までなかった新聞を創刊しようとしていた。
創刊号に相応しい新聞の一面を飾るべき記事に編集室が悩む中で、
銀行の副頭取夫妻の射殺という衝撃的な事件が起きた。


クリンゲンショーエン記念基金なる団体が遺産を運営し、
クィンラランは生活に必要な分を基金からもらっているそうだけれど、
相続してシャム猫たちと住んでいたクリンゲンショーン屋敷は
骨董品、蔵書、家具とともに焼失してしまったそうで。
だからといってその屋敷跡を劇場を改装するという発想は
日本人にはないですし、
改築の費用は当然基金から出ているのでしょうけれど。

クィンラランをはじめピカックスの演劇クラブが
舞台劇を上演するという設定なのですが、
結局リハーサルだけで公演は行われなかったので、
第一幕・第一場〜というほど鯱張る意味がないような(^_^;)
しかもその登場人物やらスタッフやらでとにかく登場人物が多く、
人間関係もややこしい・・・誰が捨てキャラやら(-。-;

クィンラランとココ、ヤムヤムの事故は
紛れもない事故で間違いないよう。
ココ、ヤムヤムにとっては二重の災難になってしまったわけで、
・・・もう気の毒この上ないですねぇ。
そしてポリーがクィンラランにとって大事な人だということは
判りました、ハイ。

地域活動に熱心な上品な銀行頭取夫人が
子どもたちに向ける別の顔。
それにしてもミステリーでは超クラシックなトリックなのに
全然気付きませんでした。
さすがココ。

「おまえとヤムヤムがブックエンドみたいなポーズをとるようになったのは偶然かい?
それともふたごを示唆しようとしていたのか?」
The Cat Who Talked to Ghosts (Cat Who...)The Cat Who Talked to Ghosts (Cat Who...)
Lilian Jackson Braun
Jove
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tag : 猫は糊をなめる リリアン・J. ブラウン シャム猫ココシリーズ

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