『児玉清の「あの作家に会いたい」』

25名の作家へのインタビュー集。
児玉清著『児玉清の「あの作家に会いたい」』
児玉清の「あの作家に会いたい」児玉清の「あの作家に会いたい」
児玉 清
PHP研究所
by G-Tools



『阪急電車』の文庫版の解説でお名前を拝見しまして、
こういう文章を書かれるのね・・・と読んでみました。

俳優であり「アタック25」の名司会者でもあった児玉さん。
NHKの書評番組『週刊ブックレビュー』の進行役を
(週代わりで)務めていらしたこと、
また長年切り絵を趣味となさっていたことは
訃報の際のニュースで知りました。

元々は雑誌「PHP」での対談をまとめた本だそうです。
大崎美生・森絵都・荻原浩・東野圭吾・上橋菜穂子・万城目学・桜庭一樹
・角田光代・真保裕一・あさのあつこ・三浦しをん・有川浩・北村薫
・川上弘美・町田康・江國香織・北方謙三・山本兼一・石田衣良
・小川洋子・夢枕獏・村山由佳・北原亞以子・浅田次郎・宮部みゆき
・・・読んだことのある方(いない方)、
辛うじてお名前だけは存じ上げている方(いない方)=_=;

インタビューする人数が人数ですから、
おひとりに割けるページ数はあまり多くはありません。
早口の方なのかゆっくり話す方なのか。
撃てば響くように答えるのかじっくり考えてから話すのか。
・・・これは活字からは判らない。
でも
子どもの頃は本とどう関わっていたのか。
作家になろうと思ったきっかけ。
作品を作る上で心がけていること。
必ず尋ねているこの答えからそれぞれの個性が見えてくる。

小学生(特に低学年)に作文や感想文はハードルが高い。
その上、5W1Hなんて言われたら嫌になるし。
(課題図書ってどうしてあんなに面白くなかったのかしら。)
手紙も改まって書くのは難しいですが(今はメールで済んじゃうし)、
"どうしてああしたんですか?"
"あの時どう思ったんですか?"
作中の人物に手紙を書く・・・読書感想文ではなく。
こういう先生に出会えた森絵都さんが羨ましく思えます。

それにしても聞き手役の児玉さん。
「フェルマーの最終定理」と言われて、
"フェルマーの定理を解くのに三百年ほどかかり、
その謎を解こうとして・・・"とさらりと返せる。
一体どれほど本を読んでいらしたのでしょうか。
新旧、そしてジャンルを問わずもの凄い読書量だと思います。

25人の作家それぞれのお勧めの本も紹介されていますが、
まずは作家ご本人の作品を読むのが先かも^^;

しかし、活字の中から湧き上がってくる創造の楽しみは、
何者にも代えがたいものですよ。
阪急電車 (幻冬舎文庫)阪急電車 (幻冬舎文庫)
有川 浩
幻冬舎
by G-Tools

コメント

Secret

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

フリーエリア