「スーサイド・ショップ」

私どもの店はあなたたちの強い味方です。
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NHKの「あさイチ」で9月(?)に紹介されていました。
いつの間にか上映されていたので観に行ったのですが、
・・・実は「グランド・イリュージョン」より先に観ていたのです。
で、気が付いたときには上映終了(-。-;
ディノスシネマズ札幌劇場にて。

絶望に覆われ生きる意欲も希望も見出せない人々で溢れる大都市。
灰色に染まった街で唯一、大繁盛している店があった。
ロープ、日本刀、拳銃、毒薬と必ず成功する商品を取り揃え、
万が一、失敗すれば返金までしてくれる良心的な店を営むのは、
ミシマとルクネス夫妻、マリリン、ヴァンサンのトゥヴァシュ家。
家族全員が心から笑ったことが無い一家に男の子が生まれる。
アランと名付けられた末っ子は無邪気で明るい性格だった。
ネガティブ思考の家族の中でアランは明るく健やかに成長し、
少しずつ疑問を感じ始める。


何の専門店なのかは「あさイチ」で見ていたので知っていましたが、
鳩が飛んでいると思ったら一室ではいきなりロープが・・・とか、
その鳩が・・・と結構ショッキング。
しかもこのシーンは実はウォーミングアップ程度でしかなかったわけで、
アニメーションだから映像に出来たのでしょうねぇ。

公共の場で"失敗する"と罰金を払わなければならない、
成功してもその罰金の支払い義務は遺族に・・・となると、
(自宅などで)確実に成功する方法を求めているわけで、
その意味ではお客様のニーズに叶っている店。
ただ夫妻は背中を押すことに良心の呵責を感じていて、
決して"死の商人"ではない。
マリリンもヴァンサンも家業を継がなければ・・・と思いながらも、
世の中や将来への不安を抱えている。
そんなトゥヴァシュ家に生まれてきたアラン。
公式サイトではポジティブと書かれているのですが、
観た限りでは真っ当な・・・というか子どもらしい子ども。
そのアランがマリリンに贈った誕生日プレゼント。

その夜のマリリンのシーンが随分と長いのですが、
でも彼女の心の変化が一家の抱えるジレンマや閉塞感に
風穴を開けることに。

それにしてもミシマにコテンパンにされても
ケロッとしている不死身のアラン(苦笑)。
ブロック(?)のチェーン(?ロープ?)を切ってしまうなんて、
ある意味詐欺だし。

・・・あの人、あの後どうしたんでしょうねぇ。

この題材の割には・・・この題材だからか、
ミュージカル仕立てで街並みや背景の色合いも美しい。
「あさイチ」で感じた以上にブラックでシニカル。
この題材なのに意外に楽しめてしまったのです。

じゃあ、何故レビューに梃子摺ったかと言えば、
ラストのミシマの行動。

店には笑顔があふれる客が集まるようになり、
家族も楽しそうで幸せそう。
でもミシマは"使命感"を手放さない・・・ということかしら。
それを望む人たちの最後の砦として・・・?

うーん、フィロソフィカル。

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