「先生と迷い猫」

猫を探して見つけたものは。
迷い猫―映画「先生と迷い猫」公式写真集―迷い猫―映画「先生と迷い猫」公式写真集―
関 由香
扶桑社
by G-Tools

以前観た上映前の「猫が教える劇場マニャー講座」
もう ドロップちゃんが可愛すぎて。
ユナイテッドシネマ札幌3番スクリーンにて。

妻に先立たれひとり暮らしの元校長先生の森衣恭一は
堅物さと偏屈さで近所からは浮いた存在。
訪ねてくるのは森衣が趣味で撮りためた古い写真を
町の資料として残したいという市役所勤務の子鹿祥吾と、
亡き妻が餌付けをし、可愛がっていた三毛猫・ミイくらい。
猫が好きではない先生はなんとかミイを追い払おうとするが、
ミイは毎日やってきて妻の仏壇の前に座っていた。
そんなある日からミイはぱたりと来なくなる。
そうなると気になってしまった先生は
妻が通っていた近所の美容院で迷い猫を探すポスターを見つける
「タマ子」という猫のイラストはミイにそっくりだった。


「あまちゃん」で宮本信子演じる夏さんの飼猫「かつえ」役。
「ヨルタモリ」にも出ていたパステル三毛のドロップちゃん。
これはドロップちゃんを愛でる作品。

・・・じゃなくて。

偏屈で堅物な元校長先生。
ふんぞり返って歩く様子が偉そうに見えてしまう元校長先生は
趣味のロシア文学の翻訳を口実に家に引きこもる生活。
校長になってから楽しいことは何もなかったと言い切る先生を
癒していたのは妻とミイだったのでしょう。
仏壇の前に座るミイの後ろに在りし日の妻を重ねてしまう先生。
妻を亡くし、今ミイがいなくなって、
怖さが先に来たのかもしれない、孤独という怖さが。

自分の言葉がきっかけでミイがいなくなってしまった・・・と
探し始めた先生が知った三毛猫を探す人々の存在。

大学を休学中で実家のクリーニング店を手伝う松川真由美。
イジメられて道路に飛び出す寸前だった中学生の川嶋さぎり。
ソラが、ちひろがふたりを救い、癒してきていた。

ただねぇ、そのドロップじゃなかったミイ、またの名をタマ子、
あるいはソラ、あるいはちひろを探し出すまでほぼ一時間。
物語が動き出すまでちょっと焦らされ過ぎた感じがありました。
丁寧といえば丁寧ですし、
イッセー尾形、染谷将太、北乃きい、ピエール瀧、岸本加世子と
俳優陣は文句なく素晴らしいのですが。
まあ、上映前の公開前映画予告の数がやたらに(本当に)多くて、
うんざりしていたからかもしれません。

クリーニング店の車は伊豆ナンバーなのにパトカーにはただ県警察
普通に静岡県警じゃだめだったのかしらん?
そしてただドロップちゃん可愛い♪だけではなく、
猫の虐待(最近、色々と嫌なニュースが多いですが)、
捨て猫、保険所に収容されている猫と
負の部分に触れていることに好感が持てました。
野良猫への無責任な餌付けは絶対反対!!

ところで気になったのは傷つけられた白猫。
・・・あの犯人、あの子じゃないの?
「死んでるの?」という言葉が薄気味悪くて。

偶然ですが知人の飼っていた三毛猫(!)が行方不明で、
知人は毎日近所を探し回っているそうです。
"器量良しだから誰かが家に連れ帰ったんですよ"と言うと、
そうならいいんだけれどともう涙目。
・・・家族だからねぇ。

エンディングロールが縦書きだと何故か読み辛いのですが、
ドロップちゃんに癒されます。
これはドロップちゃんを愛でる作品・・・(!?)

「猫を探してます!」
【映画ノベライズ】先生と迷い猫 (宝島社文庫)【映画ノベライズ】先生と迷い猫 (宝島社文庫)
小林 弘利 村上 桃子
宝島社
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テーマ : 映画館で観た映画
ジャンル : 映画

tag : 先生と迷い猫 イッセー尾形 ドロップ 染谷将太 北乃きい ピエール瀧 岸本加世子 嶋田久作 久保田紗友 あまちゃん

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