「トンマッコルへようこそ」(韓国 2005年)

のんびりと自給自足の生活を営んでいるトンマッコルという村に
予期せぬ6人の客がやって来た。
映画レビューはネタバレなしです。
B000HOJE38「トンマッコルへようこそ」オリジナル・サウンドトラック
サントラ 久石譲
ユニバーサル・シグマ 2006-10-04

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 一応ここは韓ドラブログだったのですが、
 韓国映画をスクリーンで見るのは今年初(多分今年最後)。
 何度も笑って目の奥が痛くなって。
 10月28日スガイ札幌にて。

朝鮮戦争が続く1950年代、アメリカ人パイロットのスミス、
韓国軍の2人、それに人民軍(北)の3人が山奥の村にたどり着く。
顔を合わすなり銃に手を伸ばす韓国軍の2人と、
手榴弾をかざして応戦態勢に入る人民軍の3人。
両者が夜を徹して睨み合う中、
トンマッコルの村人たちにとっては、
ジャガイモ畑を荒らすイノシシの方がはるかに重大な問題だった。


映像も音楽もまるで童話のよう。
蝶の群れが舞い雨が降りポップコーンが降る村には
戦闘機や軍服姿の兵士たちが敵対する風景は似合わない。
いくら銃や手榴弾を見たことがないと言っても
一触即発の中で村人たちは呑気でマイペース。
争うという発想がない村人たちは
眠りこけた兵士を同じ部屋に寝かせてしまう(笑)。

来年の干支のイノシシは偉大。
身を投げ出して戦いを鎮めるのだから(=・(●●)・=)(爆)。

兵士たちの心が通い合えば通い合うほど・・・、
現実の残酷さが増してくる。
このあたりは「戦場のアリア」と共通する部分です。
軍服を脱いだ彼らの表情が優しくなればなるほど・・・。

補給路確保のためとは言え韓国軍と共に戦うアメリカ軍が
民間人に同情する余裕はないと言い切る。
韓国軍(韓国系アメリカ兵?)が無責任と言い切っても
その作戦を止められない。

負傷兵を見捨てられなかった人民軍のリ中隊長。
避難民であふれ返る鉄橋の爆破命令に苦しみ抜いたピョ少尉。
ふたりとも軍人としては優しすぎるのでしょう。
そしてそんな心を部下たちも持っている。
だから蝶は彼らを村に引き入れた。
トンマッコルの村人たちと変わらないから。

アメリカ軍が村人たちを指す暗号コードは『野良犬』。

こんな形で出会わなかったら・・・。
人間としての笑顔を取り戻して見詰め合う彼らの上に
機銃の雨が降ってくる。
爆弾が降ってくる。

山の向こう、赤々となった夜空に子どもたちの声が弾ける。
トンマッコルへようこそ [DVD]トンマッコルへようこそ [DVD]
シン・ハギュン, チョン・ジェヨン, カン・ヘジョン, パク・クァンヒョン
日活 2007-03-02
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4042956025トンマッコルへようこそ
チャン・ジン パク・クァンヒョンノ
角川書店 2006-09-22

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B000JMKIOMWelcome to Dongmakgol(Region 2)
Showbox 2007-02-26

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B000E15FZAWelcome to DongMakGol DVD (Region 1…U.S. and Canada only.)
Jung Jae Young, Gang Hye Jung Shin Ha Kyun
KD Media, Showbox 2005

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コメント

sannkeneko さん、こんにちは ^^
最後の最後、降ってくる爆弾を見上げた彼らの、
まるで美しいものでも見ているかのような
満足げな表情が忘れられません。

音樹さん、
早速観に行って来ました。
期待を裏切らない作品でした。
>まるで美しいものでも見ているかのような
 満足げな表情が忘れられません。
大切なものを守りきった充実感に満ちていましたね。
その後のパウダースノーの輝きがまた印象的でした。

sannkenekoさん、こんばんは〜!
遅ればせながら観てきました。
連合軍(米軍)の残忍性には頭にきましたが、それに対する南北兵士たちの姿に心打たれました。
もぉ...後半は涙が止まりませんでしたよ。。
ただ、笑う場所では他の観客と視点がずれてたのか、私だけが笑ってたのが気になって仕方ないです(-_-;)

makotoさん、
ご覧になりましたね。
今年観た中では指折りの一本でしたね。
>連合軍(米軍)の残忍性には頭にきましたが
彼らも故郷に帰れば良き父、良き夫なんだと思います。
それが人間性を失わせてしまう戦争の怖さなんでしょう。
ラストはもう辛かったです(涙)。
ところで
>ただ、笑う場所では他の観客と視点がずれてたのか
凄く気になるんですが(笑)(・o・ )) (( ・o・)
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